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サービス付き高齢者向け住宅に必要なのは、しっかりとしたコンセプト

サービス付き高齢者向け住宅は位置づけが重要

サービス付き高齢者向け住宅とは、安否確認と生活相談のサービスが付いた賃貸マンション(有料老人ホーム)といった位置づけですが、その位置づけが広域過ぎて、実態がみにくくどこまでのサービスを提供してくれるのかが分かりません。これは運営しようとしている事業者にも当てはまることで、新規開業した運営事業者の躓きがここにあります。

サービス付き高齢者向け住宅は、建てば入るものではありません。ビジネスとしてしっかりととらえなければ失敗してしまいます。たとえば「お客様は誰なのか?」です。

広域すぎでお客様が定まらなければ、ニーズを拾えるよい建物にはなりません。具体的に言うと、この建物は「医療依存度の高い方に入ってもらう」「自立で余生を有意義に過ごしたいと思っている人に入ってもらう」「なるべくお金をかけないで過ごしたい人に入ってもらう」「終末期を安心できる施設で迎えさせたいと思っている人に入ってもらう」すべて、サービス付き高齢者向け住宅で受け入れは可能です。

しかし、果たして上記の人たちを同じ建物で暮らせるのでしょうか?
答えはNOです。たとえ暮らせたとしても、収益はなかなか上がらないと思います。というよりも、理念がない施設には入居者もスタッフもついてこないので、1、2年はどうにかしのげても、3年目からは考えなくてはならないと思います。